松尾メソッド
2022年12月15日

メソッド 2

 松尾メソッドを行ってみよう

1,手順
 「観   る」(みる) 選手の個々の特性を正確に判断しよりより良い道筋を考える
 「練   る」  (ねる) より良い道筋に沿った練習の計画を長期、中期、短期で作成する
 「行   う」   計画に沿った練習を行いながら修正が必要な場合は適時行う
 「続ける」修正を行いながら、新たな目標(目的)を模索し確実にポテンシャルの向上を続ける
2,観る
(1)ポテンシャルを観る(伸びしろを観る)
 ①身体的ポテンシャル
 ・身長、筋力など個人が持っている伸びしろ、及び現在の状態
 ・技術の習得度
 ・身体的体力の有無
 ②精神的ポテンシャル
 ・粘り強さ、我慢強さ
 ・柔軟な発想、発想を転換できる能力
 ・判断力、決断力
 ・精神的体力の有無
(2)状態
 状態とは選手の今現在の身体的、精神的状態がどうかを判断するという事です。例えば身体的ポテンシャルの状態が悪いという事は、けが,病気等で自分の力を発揮できない等の要因がある時です。精神的状態が悪いとは、チームや指導者に対する不満があったり等が原因で人間不信の時です。下図は、それぞれの特性を持った人間が良い状態と悪い状態の場合どの様な行動をとりやすいかを比較したものです。

 

そこで、ポテンシャルを公式で表すと以下の様になります。

身体的ポテンシャル(A)+精神的ポテンシャル(B)×状態(表or裏)=ポテンシャル

備考

 上記の事柄を考慮して物事を考えた時運動部の経営だけでなく職場、学級経営などに活用できると思います。状態が亜わる場合は何をやっても結果的に悪い方向に向かう負のスパイラルにはまる危険性は高いと思います。この様な時はやり方(方法論)が正しかったかと考えがちですが、そもそもの状態が悪ければやり方を考えても良い方向性は難しいと思います。上手くいかないときには先ず環境の状態が良いか悪いかを観るべきです。次回は悪状態とはどの様なことかを書いていきます。