松尾メソッド
2024年03月02日

成功と視野

 前回の投稿で成功とは目標を達成できることであり、達成できない場合であっても自己肯定感をアップデートできる様な満足感を覚え次への挑戦のエネルギーとなることができれば成功であると定義しました。そして成功するための通過点に必ず「葛藤」があります。この葛藤で成功への道筋に舵を切れるかで結果が決まると考えます。それを表現したのが下の図です。
 

 葛藤を上手に乗り切れると成功へのステップへ一歩踏み出すことができます。負けてしまえば失敗への道を下る事になります。では何故人間は葛藤後に①の選択と②の選択に分かれのでしょうか。どうすれば①の選択をすることがでいるかの話です。
 分岐点の話をする前に上の図で本来の成功ポジションとはどこかを考える必要があります。この考え方は千差万別なので自分が思う成功で決めてもらえれば構いませんが私の私見ではAのみが成功ポジションと考えます。その意味を考える為にもう一度成功のピラミッドにそって説明をしたいと思います。

 

 本来の成功を手にするには葛藤の場面で①成功への選択を行うことが第1の条件になります。この段階ではA、Bどちらにも進む余地は残しているのではないかと私は考えます。ここから真の成功への選択を左右する要因は視野だと考えます。今まで視点についての独自ではありますが考察を幾つか行って来ました。視点に似てはいますが視野も正しい判断と決断には必須の条件です。そこで視野についての考察をしていきましょう。

 上の図は中心に葛藤があります。葛藤の末の自分の視野が外に有りますがこの段階でどこまで広い視野を持っているかで真の成功へつながると考えます。当然大前提はCの成功、結果、成果を見ます。しかし、これだけの視野では長続きをせず破綻の可能性もあると考えます。そこで本来の成功はCも含めAとBの3方向が視野に入っていることが必要と考えます。そのためには葛藤期にDとEを視野に入れる余裕を持つことでしょう。葛藤期は厳しい時期ですが厳しい時期だから余裕を持って視野を広げる必要があります。その方法は精神的ポテンシャルを今日より明日とアップデートを続けることで強く、壊れない精神的ポテンシャルを獲得することに努めて下さい。この際注意することは無理をしないということです。何か矛盾している様に聞こえますが,先程も書きましたが葛藤期は厳しい時期です。そこで頑張る事だけをしていれば心が壊れてしまうでしょう。心が壊れると自分をコントロールする能力が著しく低下します。人間は楽な方を選びたい動物なので最初から楽な事しか考えない人達は別として視野がFの方向を向くようになります。この状態が②の失敗への選択へ舵を切ることになります。最初は小さな出来そうな事から手をつけて少しずつ結果を積み上げていきましょう。時には手を抜く、休むといった事を挟みながら続ける事が①成功への選択へ舵を切るコツです。そして成功への選択へ舵をきり成功の手応えを感じだした時にDとEを思い返して下さい。これができれば必ず真の成功を獲得できるはずです。これはスポーツだけでなく仕事にも活かせる考え方ではないでしょうか。良いと思う方は参考にして下さい。

 後 記

 前も書きましたが私は道徳的な観点で視野を広げなさいと言うつもりはありません。損か得かで考えた場合絶対この様な考え方の方が得だと思うからです。確かに楽ではないと思います。でも楽して不平不満を言うだけなら多少苦しくとも自分にも結果にも満足したいと思う人間です。それが幸せと感じる人間です。今回は自分の中にある視野というテーマでしたが次回は世界を見渡した時に持つべき視野という事について話をしようと思います。このテーマ完全に陸上から離れます。賛否両論を起こしたテーマです。内容は戦争について、興味にある方はお付き合いを。